いちごミロク 幸せドミノ

性同一性障害者が書く癒し

もしもわたしが神さまなら

このお話は再掲になります。
神さまの視点だとこうなるようです。

 

 

もしもわたしが神さまなら、

お金だけあれば何もいらないと

豪語する私のために、

お金だけでは解決できない問題を

与えるかもしれない。

 

もしもわたしが神さまなら、

努力が足りないと人を見下す私のために

努力ではどうにもならない事もあるのだ

という体験をさせるかもしれない。

 

もしもわたしが神さまなら、

敬い合う心が失われた

私の家族のために、その内の一人を

少しの間、病にさせるかもしれない。

 

もしもわたしが神さまなら、

感謝の気持ちを持てない私のために、

無くなったらとても困るものを

しばらく預かるかもしれない。

 

もしもわたしが神さまなら、

周りの人達へ一度もありがとうと言わない

私のために、一人だけ

意地悪な人を近付けるかもしれない。

 

もしもわたしが神さまなら、

いつも焦り急ぎすぎる私のために

邪魔して足止めさせるかもしれない。

 

もしもわたしが神さまなら、

いつも愚痴や不満を吐き出す

私の言葉通りに、

愚痴や不満を証明させるかもしれない。

 

もしもわたしが神さまなら、

周りにいる人、

環境に不満を持ち続ける私の

唯一の願いを叶えないかもしれない。

  

もしもわたしが神さまなら、

他人の問題を相談しに来た私へ

他人の瞳に映る者へ

問いかけなさいと伝えるかもしれない。

 

もしもわたしが神さまなら、

相手の身になって、人の痛みや

苦しみを想像できない私のために

来世は立場を逆転させた人生を

プレゼントするかもしれない。

 

もしもわたしが神さまなら、

せっかく与えた才能、物、財産を

自分の所で留めて、誰からも喜ばれない

使い方をする私から、

あらゆる手段で没収するかもしれない。

 

もしもわたしが神さまなら、

何が起きても笑い飛ばしている私に

その都度、合格証書と

ご褒美を渡すかもしれない。

 

もしもわたしが神さまなら、

真っ直ぐ誠実に生きる私へ。

望みを言う前に

望みを叶えるかもしれない。