いちごミロク 幸せドミノ

性同一性障害者が書く癒し

味わい尽くせば、卒業できる

人生に起きる出来事の
基本的な流れを、料理に例えて
書いてみました。 

  

 

わたしたちは、この世に誕生する前に

自分が味わいたい ( 体験したい )

料理を決めて生まれて来ます。

 

そして

成長してゆく中で必要な食材を

あちこちで調達してゆくのです。

 

 

たとえば幼児期にお皿、

幼稚園でスプーン、

小学校でお米、中学校で人参、

バイト先でジャガイモ、

通勤でカレー粉、失恋でスパイス、

リストラで煮込んで

家族喧嘩でカレーライスを頂きます。

 

その時に互いに絆が深まったり

気付きと学びがあったなら、もう

カレーライスは食べたくなくなります。

お腹いっぱいにならければ、

何杯でもおかわりしたくなります。

 

 

人生を振り回す

一番大きな要素は自我です。

 

まずはあちこちで食材を調達して

丁度いい自我を作り上げていって、

その自我によって悩み、楽しみ、

苦しみ、喜び、味わい尽くすことで

すべての経験が栄養になります。

 

 

自我は若い人には必要なものですが、

味わい尽くした自我は

いつまでも残すと毒素を出しますので

最後は手放しましょう。

 

どこまでも我を通そうとすれば

人生が便秘になります。

病的な出来事も、必然なのです。

 

 

我を手放すとは、価値判断のギアを

いつもニュートラルにすることです。

強く握ったこぶしをゆるめるように

素直に生きれば、流れていきます。