いちごミロク 幸せドミノ

性同一性障害者が書く癒し

好きになると美味しくなる

今回はちょっと不思議なお話です。

 

 

人間というのは、基本的に

好きな人の言うことなら、

何でも信じられるものだ。

 

好きな人なら何でも従いたくなるし

好きな人がした事なら何でも

許せてしまう。

 

一方、嫌いな人の言う事は

信じないし従いたくない。

嫌いな人のすることは何故か

不快になり許せない。

 

嫌いな人が作った料理も

レシピは完璧なのに何故か

不味くなるものだ。

 

 

これは、

相手の中に自分が
いるか、
いないか

という違いによる。

 

変わった例えで説明すると、

自分の脇の下や

足の裏をくすぐってみても、

くすぐったくならないが

他人にやられるとくすぐったい。

 

例えば他人が出すバイクの爆音

とても不快になったりするが、

自分の意志で出している爆音

心地いいしうるさくはない。

好きな人が出す爆音も同じで

不思議と不快さは失せる。

 

 

つまり人間というのは、

自分自身の事として認識したものは

何とも思わなくなる、
許せる、
平気になる、
信用出来る、
好きになれる。

 

また、自分が好きになった人や

愛する人には、

相手の中に自分がいる

という事。

 

 

現実も同じ。

人生に起きる事がどんなことであれ

 

どこから飛んで来たのか

どこの他人がよこしたものなのか

自分のもんじゃないのに私の方で

起きてしまったと捉えれば

自分自身のことにはならないので

 

嫌悪感、不快感が湧き出し、

拒絶反応によって苦しみが増大、

そして許せなくなる。

だから人のせいにしたり、

何かのせいにしてしまうと

苦しみの中ずーっと

自分と戦わなければならなくなる。

 

 

すべて

自分の中から出て来たもの

として認識できると、

現実に対して自分自身が入るので

 

苦しみが和らぐ。
許容範囲が増大するので
何とも思わなくなったりする。
何事も信頼できる。
自信があり楽観的になる。
鼻で笑えるようになる。

 

どんな出来事も、栄養があり

スパイスの効いた美味しい料理になる。

 

 

 

f:id:kaminokomaki:20200225171927j:plain