許すと、歯車が回りだす
情けない自分を、
出来ない自分を許せない。
そういう自分を許してあげる。
何かが出来ないなら出来る人に任せる。
一番いけないのは
出来ない自分を他人と比べる事。
出来る人が偉いわけじゃない。
どんな人の中にも、千手観音さまがいる。
千手観音さまは、
千の手で救ってくれるという意味ではない。
ひとつの事に千のやり方があるという事。
自分を許せないと心も身体も硬直し
次の一手が出せなくなる。
許せない状態というのは
時計の内部にある歯車をボルトで、
ギチギチに締め付けてるようなもの。
それでは物事が進展しない。
ボルトを緩めておけば、
全体の歯車が正常に回転して、
時計の針は進む。
どうしても許せないのなら、
気の済むまでやればいい。
そのかわり、
緩めない人生は本当に苦しい。
また、許せない人に
あなたの貴重な人生を捧げる事はない。
許して、認めて、先に謝るほうが
真に強い人。
何かを許すとは、学びの卒業を意味する。