徳 ( とく ) が、毒 ( どく ) に変わる時
再掲になります。
徳とは善行、
良い行いのことです。
陰徳 ( いんとく ) と、
陽徳 ( ようとく ) があります。
陰徳は、
誰にも知られず人助けなどを行い
見返りも求めない良い行いの事で
孫の代まで続く徳です。
陽徳は、陽の目をあびる徳。
人に直接感謝されたり、表彰されたり
人に知れ渡る良い行いの事で、
その人ひとりの徳です。
天が一番褒めてくれる行為が
徳を積む ことです。
徳の貯金という事です。
積み立てられた徳は、
いざという時に引き出すことで
危機から救われたり、
思わぬ方向からチャンスや幸運が
めぐってきたりするのです。
たとえば、
お前には昔これだけ世話してやったと
恩を着せようとしたり、
見返りや感謝を求めるのは
徳と見なされませんので、
積み立てにまわりません。
もっとよろしくない行為は、
自分に出来るはずの徳を
自分 ( 達 ) だけに留めてしまうこと。
身体の中の徳が腐って
毒 に変わり、病気になります。
ですから、人の気持ちに無関心な人
攻撃的な人ほど、
健康を維持するのが難しくなり
チャンスも幸運も
大量に見逃してしまうのです。
無条件で、
人に親切にしましょう。
手助けをしてあげましょう。
チャンスを与えてあげましょう。
人の心を暗くさせるのではなく
心に灯りをともしてあげて
安心させましょう。